セラピストのためのIFS内的パーツワークとセルフ・リーダーシップ

IFSのテキストをもとにセラピストとして内的システムをオンラインで解説します。

 

IFS(内的家族システム)は、リチャード・シュワルツ博士によって開発された心理療法で、30年以上の歴史があり、エビデンスベーストな方法論として世界中に広がっています。特に、トラウマを扱う場合、IFSの理解が非常に役立ちます。IFSでは、私たちの中には、複数のパーツと呼ぶ副人格が存在し、ダイナミックな関係を作り出していると考えています。

 

私たちがトラウマ的な体験をすると、パーツたちは、生き延びるために、極端な役割を背負います。特に、幼い時に傷つきを体験すると、あるパーツがその傷つきによる痛みを抱えます。すると他のパーツが、その傷ついたパーツを守る、という役割を負います。中には、傷ついたパーツが抱えている悲しみや怒りや恥や絶望といった強烈な感情から私たちの意識をそらすために、パーツが私たちを嗜癖行動に走らせたりします。あるいは、健康を害するほどに猛烈に仕事に打ち込んだり、時には、または、痛みなどの身体の症状を引き起こすかもしれません。

 

幼い時の傷つきが激しければ激しいほど、私たちは、強烈なエネルギーを持った極端なパーツを生じさせることになり、内的に意見を対立させ、心の中にカオスが巻き起こることになります。

 

IFSでは、すべてのパーツを歓迎し、私たちの中の大いなる存在であるSelfと安定的な愛着関係を築くことで、パーツの傷を癒します。その結果、生きにくさを手放していくことができます。

IFSでは、セラピストがクライアントを癒すのではなく、クライアントのSelfがクライアントのパーツを癒すことをサポートしていきます。ここも、理解しておきたい大切なポイントです。

SE™セッションをするときも、いろいろなパーツが立ち現われてきて、どのように対応したらよいか苦慮することがあります。SE™をより効果的に使うためにも、IFSの理解が不可欠です。

レクチャーのほか、デモセッションや二人組の練習などを通して、まず、参加者一人一人が内的システムを理解し、セルフ・リーダーシップを身に着け、セラピストとしての変容を遂げることを目的としています。

10回、オンラインです。

 

 *これはIFSインターナショナルが実施する公式トレーニングではありません。また、ダイアド(2人組)の練習については、すべての組にアシスタントがつくのではなく、数名のアシスタントがブレークアウトルームを回ります。

 

【日程】

2023

Day1 1210日(日) 自分の内的パーツと出会う

2024

Day2  113日(土) ターゲットパーツを探す

Day3 218日(日) 6Fs・インサイトとダイレクトアクセス(パーツへの2つのアプローチ)

Day4 317日(日) Selfの8Cs

Day5  414日(日) パーツの2極化

Day6  512日(日) 世代間伝搬トラウマへのアプローチ

Day7  6月23日(日) パーツの愛着の傷へのソマティックなアプローチ

Day8  77日(日) セラピストとしてのセルフ・リーダーシップ

Day9  818日(日) カップルと内的システム

Day10 98日(日) 嗜癖と内的システム

 

時間割

9:0010:00 レクチャー・Q&A

10:0010:10 休憩

10:1011:00 デモ

11:0011:10 休憩

11:1011:50 ダイアドでの練習

11:5012:00 クロージング

 

(てれさの都合によって、日程の変更をお願いする可能性があります。あらかじめご了承ください。ライブ参加できない方は、ご都合の良い時に見逃し配信で何度でもビデオ視聴可能です。)

 

【講師】 花丘ちぐさ

 

【受講費】 各回 11,000

 おまとめ割引 

10回を一括でお支払いいただく場合は、110,000円(税込)のところ、100,000でご受講いただけます!

 

 【参加資格】 クライアントにセッションを行っているセラピスト(クライアントの方はお申込みいただけません)

 

【参考図書】内的家族システム療法スキルトレーニングマニュアル 岩崎学術出版社

 

 

 

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